こんにちは
そこそこ高級な和食のお店でソムリエとして働いているayameです
今日はお金のない21歳が独学でいかにしてソムリエ試験合格できたのか
お話ししていきたいと思います。
期間を決める
まずは膨大な量の情報を一人で収集していくには
最低でも半年は必要です。
私が受けた頃はマークシートでしたが、今はコンピュータで受験する
CBT(Computer Based Testing)という試験になっています。
皆が同じ試験を受けず、ランダムに問題が変わっていくため
かなり幅広い知識が必要になりました。
私は受験する前年12月から勉強を開始。
私がまず手をつけたのはボルドーのメドックの格付けです。これを年末までに暗記と期限付けました。
1855年のパリ万博の際に実施されたメドックの格付けは一級から五級まで61シャトー。
これがどうしても覚えられず、表にしても並べてみてもお手上げでした。
そんな時私の救世主になったのが富田葉子さんのこの動画
少し前の動画ですが毎日朝の準備時間、通勤時間、休憩時間、お風呂の中で・・・
欠かさず聞きました。いい意味で物凄く耳に残るお声と誰もが知っている有名な曲に合わせて
歌ってらっしゃるので、毎日聞くと歌えるようになります。笑
もちろん表でのきちんとした覚え方が本来は必要ですが、試験中パッと出てこない時に
かなり手助けしてくれました(1から頭の中で歌うのが少し時間がかかりますが・・・)。
年明けからは時間がないのですぐにワイン概要から勉強を始めました。
イタリアは2月までに終わらせる、6月までには全ての国を勉強してあとは復習の時間に充てる、
などしっかりと自分で期限を決めます。
多少間に合わなくとも罰があるわけでないので大丈夫ですが、
なるべく自分の計画通りに勉強できるとこれからの予定が立てやすくていいと思います
当時朝は10:30、仕事終わりは平均23時、休憩1時間が毎日の仕事時間でした。
本当に時間がないので朝は8時には起きる、夜は2時には寝る、と時間を決めて勉強しました。
休日はもちろん朝から取り掛かります。
時にはビールを飲みながらゆるーく勉強していた日もありました・・・。
私は勉強をしている自分が大好き派なので、人前の方が勉強できます。
やる気が出ない時にはカフェに行ってたくさん人がいる環境でサボれない空間を作りました。
おすすめ勉強法
私のおすすめな勉強法は
- 自分の声で録音すること
- 地図を毎日書くこと
です。
ワインの勉強は【地域】×【村】×【何色のワインを作ればその地域のワインを名乗れるか】
など勉強を始めてすぐに嫌になるほどの暗記量です。
文字ばかり書いているのも、教本をじーっと眺めているのでも頭には入っていきません。
そんな時には耳から覚えましょう!
YouTubeなどで読み上げてくれる音声はいくらでも出てきますが
やっぱり自分の声が一番すっと入ってきます。噛んで録音したところまで覚えます。
(絶対誰にも聞いて欲しくないですけどね^^;)
自分の声で録音する時は北から順番に、を意識することをおすすめします。
村や畑の位置関係も一緒に覚えてしまいましょう!
そして、毎日地図を書くこと!
初めはもちろん教材を見ながらで大丈夫!
川の名前や山の名前、そこに吹く風の名前など・・・
ワイン関係ある?!という問題も普通に出題されます。
自作地図ができたらそこに自分だけの覚えやすいメモを書いていきます。
私は視覚から覚えるタイプだったので色鉛筆でどの種類のワインが作られているか、
川がどう流れているのかなどなど書き込んでいました。
✨私は教本とは別に田辺由美さんのノートにかなりお世話になりました。
部屋をワイン部屋にする
もちろん皆さんの中にはご家族でお住まいの方、たくさんいらっしゃると思います。
家が自分だけの空間ではない方もたくさんいらっしゃるでしょう。
ただ、このソムリエ試験勉強中の半年間だけは部屋をワイン部屋にすることを
お許しいただいてください。
一人暮らしならとってもやりやすいですね。
自作地図を目に見える色んなとろこに貼ります。
ベッドから起き上がってすぐのすぐ真横に見える位置、トイレの内側のドア、
洗濯物を干す時の定位置、洗面台の近くの壁・・・など
嫌でも目に入るところに自作地図やパッと見てみやすい表などをペタペタ貼ります。
私はロワールがとっても苦手だったので、起きてすぐ目につくところに貼っていました。
できれば毎回声に出して読み上げるとより覚えやすいと思います。
モチベーション維持は難しい
勉強すること自体が大好きな方以外は、皆さん同じだと思います。
本当に途中で挫けそうになります。
それでなくとも毎日の仕事をこなし、疲れて早く寝たいところを少しでも勉強の時間に充てる・・・。
今振り返っても、一生で一番勉強した自分、頑張ったな。と思います。笑
ただどうしてもサボりたくなった時はもう、思い切ってサボっていました。
サボったら、次の日10分でも早く起きて取り返せばいいのです。
絶対に教本を開かずの紙にしてはダメです。
モチベーションが下がった時は、ワインを飲みにいきましょう!
知識が全くなかった頃よりも格段にワインが楽しくなっていることに気が付きます。
店員さんがソムリエ・ソムリエールなら必ずワインを勉強しています、と話をしましょう。
同じ道を通ってきた先輩としてたくさんのアドバイスをもらえたり本気の応援をいただけます。
あとは、同じ目標を目指す仲間を見つけることです。
同じ職場に仲間がいればそれ以上にいいことはないですが、ワインスクールに通っている方は
ワインスクールの仲間、独学で勉強しているかたも息抜きにワインのイベントに行ってみましょう。
日本ソムリエ協会の勉強会など開催されているイベントは想像以上に多くあります。
一人で頑張らず、たまには仲間と励まし合いながら少しずつ知識をつけていきます。
一次試験のコツなどたまにお客様にもご質問いただきますし、
私自身も受験生の頃に先輩に聞いていました。
その答えはいつだって、暗記。
これで終わります。重い教本、文字ばっかりで全然面白くないと感じますが
いつかきっと自分自身の力になっていると感じることができます。
頑張ってください!
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