ソムリエ合格後の勉強法

ソムリエという職業

ソムリエ試験、無事合格された方おめでとうございます!

これからは私の一番困ったこと、ソムリエになった後はどんな勉強をすれば良いのか

独断と偏見でお話ししていきます。

ソムリエ試験合格はワインのプロフェッショナルへのスタート地点

無事に3次試験までなんとか合格し、認定料を払ってソムリエバッチを獲得した後
(認定料が高くてバッチ諦めようかと思ったのは秘密・・・)

先輩たちには早々に『ここがスタート地点やからな』と念を押されました。

ソムリエ試験後だったので勉強することが日課になっていて、ソムリエ取れたし さぁ、勉強するぞー!

と思っていてもじゃぁこれからは何を勉強すれば良いのか・・・本当に分かりませんでした。

ソムリエバッチを身につけると、当たり前ですがお客様からは“ワインのプロ”としての視線を浴びます

バッチを受け取った頃には22歳になっていて、それでも22歳。

成人してから2年しか経っていない若造がちょっと勉強しただけでお客様にアドバイスするなんて100万年早いのです。

そこで私は日々アップデートするためにまず

本を読みました

ソムリエ協会で講師をされるような方が出版している本、田崎会長のテイスティング本、

シャンパンの本、ブルゴーニュの本、ロマネ・コンティをまとめている本・・・

いろんな人の見方、ワインの感じ方、本を読むということは今も活かせるいい習慣でした

お客様とワインの話をすること

始めは自信がなくてソムリエバッチすら身につけられなかったですが

上司に言われ、バッチをつけるようになるとお客様からの見方が変わりました。

「お、ソムリエールなんか!」と声をかけられることが増えて、受かったばかりのことを伝えると

お客様から勉強させてもらえることが増えました。

ワインの当たり年や本には載っていない美味しいワインを造る生産者さんのこと、

ロマネ・コンティはどんな香りがして、どんなグラスで飲むのが一番美味しいのか。

当時は高級ホテルのレストラン勤務だったので、5万円以上する自分では絶対に飲めないワインを開けるお客様もザラにいて、「グラス持っておいで」とたくさん飲ませていただきました。

やっぱりお客様たちの経験にはまだまだ敵いません。教えていただくことは今も素直に聞くことを忘れないようにしています。

✅ソムリエ協会のセミナーに参加すること

日本ソムリエ協会さんは全国で定期的にセミナーをしてくださいます。

年会費を払っていると無料で受けられる講座もたくさんあります。

間違いなく有効活用しない手はありません。

プロのソムリエが言葉をどう操ってワインを美味しく見せるのか
ワインのどういうところを感じ取って本質に近づくのか、

ソムリエはナルシストが多いとよく聞く話ですが、あながち間違ってもいなくて

ワインを抜栓するときのソムリエナイフの扱い方が手慣れているとお客様も安心するものです。
カッコよく見える角度やグラスの持ち方、手首の回し方を日々研究されている方も多いと思います。


本当の意味でのソムリエの役割

今は和食のお店でソムリエとして働いていますがうちのお店では本当にワインがよく出ます。

個人店で、こじんまりしているお店なので常連さんともよくお話しします。

ワインのチョイスを任せられることもしばしばあって、
ワインセラーの中からお客様の代わりに選びます。

・お客様のお好み
・ご予算(初回や2,3回目くらいまではリストの値段を指差して必ずご予算を確認します)
・一緒にお店に来ている方
・お客様の気分(ここは会話で探っていきます)
・その日、その季節の料理との相性

お客様のために選んだワインにとても喜んでくださると本当嬉しい瞬間です。

「君に選んでもらってよかった」なんて言われた時にはそのお客様に恩返ししたい気持ちになります。

飲食店はお客様同士の会話の場所、ですがそこにスタッフを混ぜてお話される方も多くいます。

普段のニュースや時事ネタにはついていけるようにしておきたいものです。

まとめ

ワインはどれだけ勉強しても奥が深くて、どこまでもキリがなくて・・・

でもいろんなワインに興味を持って、たくさん飲んで、飲ませてもらって

毎日少しずつでも前進していけたらそれ以上いいことはないと思います。

同じソムリエ、ソムリエール同士、ワイン界を盛り上げていけるように頑張っていきましょう!

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